秋分 天秤座の季節
23 September 2026
天秤座の季節を迎える秋分
12星座を火・土・風・水に分けた
4つのメッセージをお届けします
9月23日、太陽は天秤座へ移り、
昼と夜は、ほぼ同じ長さになります。
これまで取り組んできたことや、
心のなかで温めてきた思いを、
誰かと分かち合いながら育てていくとき。
人と人との会話や、思いがけないつながりから、
まだ見たことのない未来がひらかれていく。
秋分の空は、そんな予感に満ちています。
これまでなら出会うことのなかった人や、
同じ場所には並ばなかった知識が、
ひとつのテーブルを囲むこともありそうです。
世代や肩書、専門と趣味、
古くから受け継がれてきたものと新しい技術。
一見かけ離れているもののあいだに、
これまで気づかなかった響き合いが
見つかるかもしれません。
大切なのは、それぞれの持ち味を生かしながら、
ゆるやかな創造の場を探すこと。
天秤が揺れながらバランスをとるように、
共有のあり方も、完成されたひとつの形ではなく、
人や状況に応じて、絶えず結び直されていきます。
新しい集まりや共同制作は、
小さな学びの機会にもなり得ます。
それぞれ持ち寄った言葉や技術が交わり、
自分だけでは思いつかなかった活動や、
新しい楽しみ方も生まれていきそうです。
一方で、誰かと同じ未来を望むことと、
自分の夢を守ることのあいだで、
心が揺れることもあるでしょう。
周囲の期待に応えようとするあまり、
何を好きだったのか、
どこへ向かいたかったのかが、
曖昧になってしまうことも。
そんなときは、すぐに答えを出さず、
まだ言葉にならない感覚に耳を澄ましてみる。
役に立つかどうかも、
誰かに理解されるかどうかもわからない、
小さな憧れや遊び心を置き去りにしないで。
まだ形にならない夢のなかに、
未来の始まりが隠れていることもあるはずです。
この秋は、夢中で磨いてきたことや、
自分なりに深めてきた専門性を、
少しだけ公の場所へ運び出してみるのもよいでしょう。
作品を発表する。
誰かに教える。
続けてきたことに名前をつけてみる。
自分が心から面白いと思うことを、
気負わず人に伝えてみる。
その喜びが、これからの仕事や役割へと
育っていく可能性があります。
外の世界へひらかれていくときほど、
誰にも説明しなくてよい時間や、
静かに心を休められる居場所も大切になります。
人から求められる明確さと
素の自分に戻れる余白。
そのバランスを大切にしていくなかで
心地よい関わり方が見えてきそうです。
家族や仲間との関係も、
これまでの形にとらわれず、
自分たちに合うあり方を、
あらためて思い描いてみるときです。
離れていても支え合える人。
一緒にいても、それぞれが自由でいられる場所。
血縁や肩書を越えて、
互いの願いを分かち合えるつながり。
これからの自分に必要な「私たち」の形を、
新しく描いてみるのもよいでしょう。
そのためにも、
親しさのなかで曖昧になっていた役割や、
費用、時間、引き受ける範囲についても、
穏やかに確かめ直してみる。
ただ波風を立てないことよりも、
互いの違いを言葉にできる関係のほうが、
長く、しなやかに育っていきます。
昼と夜が同じ長さに近づくこの季節。
それぞれが異なる光と影を持ちながら、
ともにいられる位置を探していく。
この秋、あなたは誰と、
どのような未来の景色を見ていたいでしょうか。
一人ひとりが胸の奥に抱いてきた夢が、
誰かの夢と静かに響き合う。
そこから、新しい季節が始まっていきそうです。
ここからは、火・土・風・水、
四つのエレメントを窓にして、
この季節の景色をたどっていきます。
まずは、ご自身の太陽星座が属する
エレメントのメッセージから。
ほかの言葉にも心が留まったなら、
そこには今の自分に必要な感覚が
映っているのかもしれません。
火のエレメント
牡羊座さん・獅子座さん・射手座さん
ここ数か月続けてきたことに、
思いがけない手応えを感じる場面がありそうです。
自分ではまだ途中だと思っていたことや、
誰にも見せずに続けてきた試みから、
面白い展開が始まることも。
この季節、時間を忘れるほど惹かれるものを、
誰かと楽しむためのイベントへと広げてみる。
たとえば、映画館や書店、ギャラリーを巡る小さなツアー。
テーマを決めて、画像や音楽、服やお宝グッズを持ち寄る
プチサロンを開いてみるのもおすすめです。
いつもとは少し違う顔ぶれが加わることで、
新鮮な流れが生まれるかもしれません。
思うように進まないときは、
使う道具や場所、見せ方を
少し変えてみるのもひとつ。
うまく噛み合わなかったことが、
次の方向を示してくれることもあります。
自分らしさは、先に決めるものではなく、
夢中になった時間のあとに残るもの。
この秋は、その輪郭がいつもより鮮やかに
見えてきそうです。
土のエレメント
牡牛座さん・乙女座さん・山羊座さん
この季節は、しばらく手を止めていたものへ、
もう一度触れてみたいとき。
完成へ急ぐことよりも、
今の暮らしや感覚に合う形へ
仕立て直す面白さが見えてきそうです。
眠っていた端切れに刺繍やビーズを添えて、
お守りのようなバッグチャームをつくったり、
古着に異なる時代のボタンや別布を自由に重ねる
カオティック・カスタマイゼーションを楽しんでみたり。
まだ触れていなかった流行感覚を
取り入れるのもおすすめです。
修理店や製本工房を訪ね、
職人の手仕事を間近に見るのもよいでしょう。
互いのセンスが響き合うなかで色や素材を選べば、
いつもは思いつかない組み合わせを楽しめるかもしれません。
手をかけたものは、以前とは違う時間をまとい始めます。
この秋は、すでにあるものとの関係を仕立て直すことが、
これからの暮らしを支える足場になりそうです。
風のエレメント
双子座さん・天秤座さん・水瓶座さん
異なる世代や分野の知識を組み合わせることで、
これまでになかった視界がひらけてきそうです。
古典を読む人と、ゲームの世界に詳しい人が、
ひとつの神話について語り合う。
手仕事を受け継ぐ人と、新しい技術を使う人が、
これからの道具や暮らしを一緒に思い描く。
専門の違いを越えて、
ひとつのテーマをそれぞれの言葉で語り直せば、
知識は思いがけない方向へ動き始めます。
この秋は、年齢も仕事も異なる人との
クロストークを楽しんでみる。
一人が問いを投げかけ、
受け取った人がその問いを自分の得意な分野へ引き寄せ、
また次の人へ渡していく。
その会話を録音し、
ポッドキャストとして、まだ見ぬ誰かへ
届けるのも楽しそうです。
以前交わした会話の続きや、
途中で止まっていた企画が、
思いがけないところから動き始めることも。
知性は、人から人へ渡るたびに姿を変えていくもの。
この秋は、言葉や発想の軽やかな往復から、
まだ名前のない活動やつながりが
次々と生まれていきそうです。
水のエレメント
蟹座さん・蠍座さん・魚座さん
心の奥で大切にしてきたものが、
いつもより鮮やかな像を結びそうな季節です。
引き出しにしまっていた手紙やアクセサリー、
旅先から持ち帰った貝殻、乾いた花びら。
手に取るだけで、その頃の空気や気持ちが
ふいによみがえるものもあるでしょう。
この秋、試してみたいのは、
身近なモチーフを
スキャナーで写し取るスキャノグラフィ。
暗い背景に浮かび上がる姿は、
水底から記憶をすくい上げたような、
不思議な一枚になりそうです。
かすかな傷や色褪せ、
重なり合う影まで、そこに流れてきた
時間の一部として映し出されます。
完成した像を家族や親しい人に見せながら、
いつ、どこで手にしたものなのか、
どのような思い出が残っているのかを
ゆっくり話してみるのもよいでしょう。
そこから、これまで知らなかった物語が
静かにほどけていくかもしれません。
親しさのなかには、
互いの記憶が浮かび上がるのを待つ余白があるもの。
この秋は、身近なものに宿る時間を見つめることが、
大切な人との関係にも新しい奥行きを
もたらしてくれそうです。

イズモアリタ(MASAFUMI ARITA)
星の神話とタロットの図象
/伝承叡智の研究
テキスタイル&グラフィック
/デザイナー
プロフィール:
星とタロットの図案家として 未発掘の心象シンボルと無意識の同時代カルチャーをスケッチしている。2004年より世田谷ものづくり学校にアトリエを構え、コンバースシューズやヤコブセンのチェアをはじめ、BEAMS、IDEE、CIBONE、サザビー、ほぼ日、JTB、伊勢丹BPQC、高島屋、等で様々なプロダクトを発表してきた。近年は、独自の縄文&出雲的な感性と星々との呼応から制作活動を展開。古代の伝承から同時代のものまで古今東西の文化に詳しく、ゼロ歳からのワークショップ、美術大学で造型指導も行っている。
イズモアリタ instagram
@izumoarita
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