【それ、ワインの非常識かも】
「スクリューキャップ=安物」は誤解?

「スクリューキャップのワインって、安いワインなんでしょ?」
実は、ワイン初心者の編集部ゆりも、そう思っていました。
でも、ワインの世界ではそれ、もう“非常識”かもしれません。
今回は、イラリ専属ソムリエ・等々力次郎さんに、スクリューキャップワインの魅力について伺いました。

-正直、スクリューキャップって“簡易版”のイメージがあります
編集部:
コンビニワインとか、カジュアルワインのイメージが強いです…。
「ちゃんとしたワイン=コルク」みたいな。
ソムリエ等々力次郎さん:
やっぱりワインって、コルクを「ポン」と抜く瞬間にロマンがありますよね。
でも実は今、数万円クラスの高級ワインでも、あえてスクリューキャップを採用する生産者が増えているんです。
🍷 次郎メモ
「スクリューキャップ=安価」というイメージは、実はもう昔の話。
最近では、高級ワインでも採用が増えています。
-高級ワインでも?
編集部:
それは意外でした…。
むしろ高級ワインほど“コルク文化”を大切にしているのかと思っていました。
次郎さん:
はい。しかも理由は「コスト削減」ではありません。
一番の理由は、“完璧な状態で飲んでほしいから”なんです。
-「品質を守るため」の選択なんですね
編集部:
なんだか、イメージが一気に変わりました。
次郎さん:
天然コルクって自然素材なので、どうしても数%の確率で“ブショネ”と呼ばれる劣化が起こることがあります。
簡単に言うと、カビっぽい香りが出てしまう状態ですね。
🍷 次郎メモ
“ブショネ”とは、コルク由来で起こるワインの劣化のこと。

-せっかくのワインが台無しになってしまうことも…
編集部:
作り手としてはかなり悔しいですよね…。
次郎さん:
そうなんです。
生産者からすると、「ベストな状態で届けたい」のに、コルクによって品質にブレが出てしまう。
その点、スクリューキャップは品質が非常に安定しています。
つまり、“簡易的だから”ではなく、品質へのこだわりとして選ばれているんです。
-なんだか見る目が変わりそうです!
編集部:
これからお店で見かけた時、「ちゃんと理由があるんだな」って思えそうです。
次郎さん:
ぜひ今日から、「おっ、品質にこだわってるね」って思ってください(笑)
しかも開け閉めが簡単で、残った時もすぐ閉められる。
実はすごく合理的なんですよ。
🍷 次郎メモ
「今日は少しだけ飲みたい」 そんな日にも、スクリューキャップは意外と便利です。

編集部より
“ワインらしさ”の象徴にも思えるコルク。
でもその裏側では、「より良い状態で届けたい」という生産者の考えから、スクリューキャップを選ぶ動きも広がっています。
ワインは、知るほどに面白い!そんな魅力を改めて感じるお話でした。