【それ、ワインの非常識かも】
「スクリューキャップ=安物」は誤解?

2026年6月3日

「スクリューキャップのワインって、安いワインなんでしょ?」

実は、ワイン初心者の編集部ゆりも、そう思っていました。
でも、ワインの世界ではそれ、もう“非常識”かもしれません。

今回は、イラリ専属ソムリエ・等々力次郎さんに、スクリューキャップワインの魅力について伺いました。


-正直、スクリューキャップって“簡易版”のイメージがあります

編集部
コンビニワインとか、カジュアルワインのイメージが強いです…。
「ちゃんとしたワイン=コルク」みたいな。

 ソムリエ等々力次郎さん
やっぱりワインって、コルクを「ポン」と抜く瞬間にロマンがありますよね。
でも実は今、数万円クラスの高級ワインでも、あえてスクリューキャップを採用する生産者が増えているんです。

   

🍷 次郎メモ

   

「スクリューキャップ=安価」というイメージは、実はもう昔の話。
最近では、高級ワインでも採用が増えています。    

 
  

-高級ワインでも?

編集部
それは意外でした…。
むしろ高級ワインほど“コルク文化”を大切にしているのかと思っていました。

 次郎さん
はい。しかも理由は「コスト削減」ではありません。

一番の理由は、“完璧な状態で飲んでほしいから”なんです。

-「品質を守るため」の選択なんですね

編集部
なんだか、イメージが一気に変わりました。

 次郎さん
天然コルクって自然素材なので、どうしても数%の確率で“ブショネ”と呼ばれる劣化が起こることがあります。
簡単に言うと、カビっぽい香りが出てしまう状態ですね。

   

🍷 次郎メモ

   

“ブショネ”とは、コルク由来で起こるワインの劣化のこと。    

 

-せっかくのワインが台無しになってしまうことも…

編集部
作り手としてはかなり悔しいですよね…。

 次郎さん
そうなんです。
生産者からすると、「ベストな状態で届けたい」のに、コルクによって品質にブレが出てしまう。

その点、スクリューキャップは品質が非常に安定しています。
つまり、“簡易的だから”ではなく、品質へのこだわりとして選ばれているんです。

-なんだか見る目が変わりそうです!

編集部
これからお店で見かけた時、「ちゃんと理由があるんだな」って思えそうです。

 次郎さん
ぜひ今日から、「おっ、品質にこだわってるね」って思ってください(笑)

しかも開け閉めが簡単で、残った時もすぐ閉められる。
実はすごく合理的なんですよ。

   

🍷 次郎メモ

   

「今日は少しだけ飲みたい」 そんな日にも、スクリューキャップは意外と便利です。    

 

編集部より

“ワインらしさ”の象徴にも思えるコルク。
でもその裏側では、「より良い状態で届けたい」という生産者の考えから、スクリューキャップを選ぶ動きも広がっています。

ワインは、知るほどに面白い!そんな魅力を改めて感じるお話でした。