Vol.12 からだよろこぶイラリ飯
3月 鮪のクリームチーズ和え

3月 鮪のクリームチーズ和え
毎年、節分が終わると、寒さの中にも何か新しい空気を感じています。
みなさんお元気でお過ごしでしたか?
春先とは名ばかりの、まだまだ寒さが残るこの3⽉、私はいつになく新しい気持ちでごはん事に向き合っています。
寒い冬を越えた年ほど、⽬に⾒えないストレスや緊張、疲れからからだは重くなりがち。
気持ちも⾝体も、⼀年の中で「底」だと⾔えます。
底ならばもう浮上するしかないってことで、春を先取りするようなごはんを今⽉はご紹介させていただきます。
そもそも、春とはどんな季節なのでしょうか。
上がったり下がったりする気温の中で、体内は徐々にウォーミングアップ、静かに⼤変化を遂げています。
暖かくなるにつれて冬に溜め込んだ毒素の排出が進み、筋膜や⽪膚は⽔分が増して柔らかさを回復。
重たく余剰なものを脱ぎ捨てて軽やかさとみずみずしさを⼿に⼊れる季節がやって来るのです。
このチャンスをより良く活かすために、どんな⾷事、どんなごはんを⾷べようか、今⽉のイラリ飯ではそんなことを考えていきます。

-レシピ-
鮪(⾚⾝)100g
紫蘇 3枚
クリームチーズ 3個
醤油 少々(数滴ほど)
⽩だし ⼩さじ1/2
焼海苔 適宜
オリーブオイル 適宜

① 鮪は⾷べやすい⼤きさに揃えたら醤油と⽩だしで和えておく。
② 紫蘇と焼海苔は⼿で程よい⼤きさに千切っておく。
③ クリームチーズは1センチ⾓ぐらいに崩しておく。
④ ①②③をボウルに⼊れて掬うように軽く合わせ混ぜる。
⑤ 器に盛りオリーブオイルをさっとかける。

はじめてワインと合わせてみた時、箸が⽌まらなくてこれは⼤変だと思いました。
材料を混ぜるだけで簡単ですが、たんぱく質の他に鉄分、亜鉛などの補給にも配慮できます。
健康な肌や筋⾁の維持、元気で過ごすのに、良質のたんぱく質は⽋かせません。
⾷材の鮮やかな⾊合いや匂いからワクワクする気持ちや元気をいただくことも忘れたくない。できればそれらを⾝近な⾷材でささっと作ってしまいたい。そんなこと全部を諦めずに詰め込んでみたら今⽉のイラリ飯になりました。
今年も本当によく寒い冬を越えました。
この春先はいつになく柔らかく、ワイン⽚⼿に来たる春を先取りしましょう。


たねいちとも子さん(TOMOKO TANEICHI)
料理研究家/ごはんブロガー
/ブランディング・ディレクター
プロフィール:
プライベートな空間で料理教室をひらく他、食品メーカー、化粧品会社との商品開発など、食と美容をプロデュース。おいしいだけではなく、からだに良くて美容にも効く「今、食べたいごはん」を提案している。2016年にはリトリートオイル「BUDDHI」のコスメティック・ディレクターに就任。2017年、女子栄養大学卒業。