イラリ飯って、どんなごはんと聞かれたら、「からだに良くて美容にも効く、今、食べたいごはんです」と答えます。この時期(今)、取り入れたい食材は何だろう。おいしいとか、ヘルシーだとかそんなことを超えた、からだがよろこぶ健康美な食材とごはん。「いただきます」をより健康に、ごはんの時間が待ち遠しくなるイラリ飯へ、ようこそ。

Vol.11 からだよろこぶイラリ飯
1月 アップルパイ

2026年1月1日



1月 ちょっと大人なアップルパイ

新年明けましておめでとうございます。いつもイラリ飯を見にきてくださる皆さん、心よりお礼申し上げます。

2026年1発目のイラリ飯は「りんご」です。ご馳走続きの年末年始は、胃袋もちょっと休憩したくなりますよね。そんな時、食べれば消化も促すということで、さっぱり感を求めてスマートに食べたくなるのが、りんごだと思っています。

りんごといえば、赤くて(かわいい)、爽やかで、おいしくて、日持ちもする。4拍子揃った無敵の果物。食べれば健康と美容、からだの調子を整えるのに強力な一助となります。りんごの中でも私は昔から「紅玉」が好きです。生で齧れば甘酸っぱくて、薄く切ってサラダに入れれば良いアクセントに、砂糖とレモンを加えて煮込めば最高のジャムやソースになります。今月は新年のお祝いシーンにもぴったりの、ちょっと大人なアップルパイを紹介します。


-レシピ-

りんご(紅⽟) 2個
バター ⼤さじ1
砂糖(グラニュー糖)40g
レモン汁 ⼤さじ1
五⾹粉 ⼩さじ1/2
冷凍パイシート
卵⻩ 1個
シロップ(グラニュー糖⼤さじ3+⽔100ml)

① りんごは⽪を剥き、ヘタの部分を取り、薄く細かめに切っておく。
② 鍋に⼊れ、中⽕でバター、砂糖、レモン汁の順に加えて炒めていく。
③ 蓋をして時々混ぜながら10分ほど煮詰める。10分経ったら蓋を取り、強⽕にして⽔分を⾶ばす。
④ ⽕を⽌めて、五⾹粉を加えてざっくりと混ぜ、粗熱がとれるまで冷やしておく。
⑤ 5分ほど常温に出しておき半解凍した冷凍パイシートを10センチほどの丸型に切り綿棒で楕円に伸ばす。
⑥ オーブンは200℃に予熱しておく。
⑦ ⑤のパイシートに④のりんごを乗せたら半分に折り畳み、指とフォークでふちを押さえパイ⽣地をくっつけていく。
⑧ りんごが⼊り半型に出来上がったパイの表⾯にナイフなどで模様を⼊れる。
⑨ 天板に並べたら卵⻩と⽔少々を溶いたものを表⾯に塗り、200℃で25分〜30分焼く。
⑩ 焼けたら直ぐにシロップを刷⽑で塗る。


通常、シナモンを使⽤するところを、五⾹粉(ウーシャンフェン)を使⽤しています。五⾹は、スターアニス、シナモン、チンピ、クローブ、花椒。これらのエッセンスで、スパイスに少しだけ東洋の薬膳的な落ち着きと神秘的な後味が残ります。もちろん紅茶との相性もグッドなのですが、ちょっと⼤⼈っぽくなったアップルパイはワインにとてもよく合います。これは私も知らなかったのですが「アップルパイと泡はお決まりの組み合わせ」なんだそうです。泡がもつ酵⺟の熟成とパイ⽣地の酵⺟。ワインとアップルパイがこんなに合うとは思いませんでした。熱々、焼きたてのアップルパイと、ほどよく冷えたスパークリングワインやシャンパン。ペアリングは絶品です。紅⽟の旬は2⽉頃まで、りんごと泡で元気に新年をお祝いしましょう!


たねいちとも子さん(TOMOKO TANEICHI)

料理研究家/ごはんブロガー
/ブランディング・ディレクター

プロフィール:
プライベートな空間で料理教室をひらく他、食品メーカー、化粧品会社との商品開発など、食と美容をプロデュース。おいしいだけではなく、からだに良くて美容にも効く「今、食べたいごはん」を提案している。2016年にはリトリートオイル「BUDDHI」のコスメティック・ディレクターに就任。2017年、女子栄養大学卒業。

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