Vol.3 食べて活力! 夏に備える JUST GOHAN
毎年この時期の、「どう過ごそうか問題」。今日は紫外線を浴びたと思ったら、明日は雨模様で薄暗い。湿気と強まる紫外線のレイヤードに体調も気分も上がったり下がったり。そんなシーズンを救うJUST GOHANをお届けします。
体調管理、肌管理、いろいろ難しめな時期とはいえ、同時にこの時期だけの素晴らしい恩恵も。それは香味野菜 (薬味)です。⻘紫蘇をはじめ、みょうが、生姜、ねぎ、にんにく、わさび、山椒、ふき、こごみ。しっとりと 水の恵みを受けて、日本ならではの生き生きとした原色を放つ香味野菜らがこの時期とても元気なのです。その強い香り立ち、辛味や清涼感が毎日のごはんに鮮やかな変化を巻き起こします。⻘くフレッシュな匂いで食欲をおこし、体内に入ればデトックスも期待できるなんて、言ってみれば “滋養にも富むスーパーフード?” この時 期のわたしたちの救世主かもしれません。それに、刻むだけで即完成する手軽さで、扱いや取り入れ方も簡単。 あらゆる食材と幅広く合わせることのできる香味野菜の可能性は無限です。
そんな季節に作りたくなるNo.1は、茹で豚のポッサム。茹で豚と薬味を豪快に楽しめる、一度作れば 誰しも好きになる元気ごはん。付け合わせのサムジャン味噌と梅肉ソースで味の変化も楽しみます。
➖レシピ➖ 材料
豚肩ロース500g
酒1/2カップ
塩 小さじ1
⻑ねぎ(⻘い部分)1本
にんにく2片
生姜(皮付き)
【サムジャン味噌】
味噌
コチュジャン
きび糖
お酢
白すり胡麻
胡麻油
⻑ねぎ微塵切り 各大さじ1
【梅肉ソース】
梅干し2粒
醤油
味噌
お酢
蜂蜜
米油
胡麻油 各大さじ1
キャベツ
紫蘇 サニーレタスなど
1 鍋に豚肉、酒、塩、ねぎ、にんにく、生姜、肉がかぶるくらいの水を加えて加熱。
2 灰汁をとりながら肉の表面が湯から出ないように水を足し、中火で30分煮る。
3 キャベツは芯を落として軽くラップを包み、レンジで2〜3分加熱、そのままおいて粗熱をとる。
4 豚肉は取り出して厚手のペーパータオルで巻きゆで汁にひたしながら粗熱をとる。
5 粗熱がとれたら4を薄切りにして器に盛り、サムシジャン味噌、梅肉ソースを乗せて葉もので包む。
薬味がイキイキ、茹で豚のポッサム。合わせたいのは軽い泡。香りゆたかな旬の野菜をヘルシーなスパークリングワインがシュワシュワと後押ししてくれます。イラリのロゼは和食にも中華にもピタリ!ワインとごはんのHAPPYなペアリングで元気に。
たねいちとも子さん(TOMOKO TANEICHI)
料理研究家/ごはんブロガー
/ブランディング・ディレクター
プロフィール:
健康的で肩ひじ張らない料理の提案、よりよく健やかに⽣きるためのライフスタイルを体現。⾷品メーカーや化粧品会社との商品開発、⾷と美容の企画をプロデュース。 コミュニティの場として料理教室を設け16年続けている。20代は公益財団法⼈に⼊社し芸術⽂化の助成に係る。その中で健康こそ財産だと確信して30代は美容と健康の道へ。⼥性誌を中⼼とした美容業界での活動とケータリングやレシピの提案など⾷まわりの活動をスタート。2015年には料理法や⾷の⽂献を深めるため⼥⼦栄養⼤学に⼊学、2017年卒業。2016年にリトリートオイル「BUDDHI」のコスメティック・ディレクターに就任。コスメをはじめ美容と食のディレクターとして活動している。